急ぎ足な君達へ。
アドレス帳に名前は残ってるし、通信記録も残ってるし、Facebookにもまだ存在しているのに、もうこの世界にいない友人知人が増えていく。毎年毎年、もういない彼らの誕生日を告知されたり、昨日のことのように交わした会話が残っている。
自分が悩んで悩んで悲観しているときに、本人の意思に反して旅立っていく姿を見ていると、あぁこうして私の背中を叩いてくれるんだなと思ったり思わなかったり。
当たり前と思ってるから日常の中で会いに行かなかったり、気にしてなかったり、面と向かって有難うと「今」言わなかったり。
本当に言おうと思ったらそこにいなかったり。
全ては儚い。
そんな別れの度に、あぁなんでもっと有難うを伝えなかったのかとか、あれもこれも思うけれど、あーもう死んでしまえ!と思ったりする自分に「お前はまだ必要ありませーん」と先回りした彼らに言われてる気もするが。
なんかこうして消せない電話番号やアドレスがデータに増えていくのが、なんていうか。普通にいやだ。
そして先に旅立った彼らの年齢を超していくのが、なんていうか。過去の友人達を越えていく事が、もうこれ以上増えるのはいやだ。でも仕方無い。
越えていくんだから。
私だけ歳余計にとるなんて。ズルイよ?ほんとに。
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