長野県善光寺大本願乳児院訪問ツアー「きらきら太陽プロジェクト長野大会」

長野県善光寺大本願乳児院訪問ツアー「きらきら太陽プロジェクト長野大会」

11日(土)、参加してまいりました、長野県善光寺大本願乳児院訪問ツアー「きらきら太陽プロジェクト長野大会」。

kirapuro

いやー、普通に楽しかったです。帰りのバス内での「最低な!?」宴会が締めにふさわしく?めっちゃくちゃで楽しかったです。特に、山田先輩とタケシマ先輩の最低具合が超ハッピーでした。爆

でもそんな宴会で私も酔いにまかせて(赤ワインボトルで抱えて飲んでおりました。笑)、乳児院の子供達の事や色んな想いを吐き出させていただき、皆で議論したり、雫さんのお母様でもある住職に励ましの言葉を頂いたり。

とても有意義な時間を過ごしました。

あえて書くなら。

一番驚いたのは。乳児院の子供達の半分近くが障害のある子供達だったという事。ぱっと見は普通の元気な幼児達ですが、顔を見たら約半分の子供達が親子の関係だけでなく、生きていく上で決して楽ではない未来を抱えている子供達。

様々な事情もあるでしょうが、その楽では無い未来を愛で支えてくれるはずの肉親と離れて生活をしている現実。まだこの子供達は自分で憎いとか辛いとか良いとか悪いとかそういう感情も持っていなく、ただただ毎日生きるという事、笑うという事、泣くという事、それだけで純粋に存在しているわけで。上手く表せませんが。

親子の事情の関係とか、そういう事だけじゃなくて、もっともっと深い問題、重い問題、社会的というより人間として、なんていうか、本当に本当に大きな問題なんだって改めて思いました。

↓試合後、子供達からプレゼントされた手作りのブーケを持って。
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↓もうめっちゃ笑ってくれてこっちまで幸せになっちゃう子供達の笑顔でした。
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↓最高な写真。山野さんありがとうっ。(ちなみに他の写真提供は鈴木カメラマンです)1962621_722000881210120_5712714264188550473_n

プロレスも先輩方にめっちゃご迷惑をおかけしたり、なんていうかダメダメ人間な私でしたが、帰りしな乳児院の先生方に「楽しかったです!すごかったです!ありがとうございました!」と何度も言っていただいた事、子供達も覚醒したSAKURAじゃ泣かせてしまうかもと、頑張って半分覚醒で挑みましたが、思いっきり素敵な笑顔をくれて、抱っこした子供を先生方へあずけようとした時に、小さい手でギューって私をつかんではなさなかったりされた時は、もう最高に幸せな気持ちになった半面、最高に悲しい気持ちになりました。

人間が一番の悪魔、鬼なんだなって。

それを感じたのが善光寺で、お戒壇巡り(瑠璃壇床下の真っ暗な回廊を巡り、中程に懸かる「極楽の錠前」に触れることで、錠前の真上におられる秘仏の御本尊様と結縁を果たし、往生の際にお迎えに来ていただけるという約束をいただく道場)をする前に通った、本堂入り口に奉られている、びんずる尊者(お釈迦様の弟子、十六羅漢の一人で神通力が大変強い方だったそうで病人が自らの患部と同じところを触れることでその神通力にあやかり治していただくという信仰がある)を、人々がむらがって、必死になで回している姿。

びんずる尊者の顔はすでに撫でられすぎて、目鼻口がかろうじてわかる程度まで削られてしまっているし、人々がワラワラと手で乱暴になで回すのでグラグラ動いてるし、我先にと皆が群がり手を伸ばして撫でる姿がまるで、なんていうか、地獄の火の中から欲望まる出しでニョキニョキ伸びている手のように見えて、すごく気持ち悪いというか怖く感じたというか。

なんか、自分もその鬼の人間の1人であると思ったら怖くなったわけで。

その後のお戒壇巡りでも、真っ暗闇の中に壁にそって進んで、極楽の錠前を探して触るわけですが、本当に真っ暗闇で。で、怖いというよりなんていうか、この暗闇では目は何の役にも立たないわけで、だったら目で見ようとしなければいいんだなって思って。物事を見るのに、顔に付いている目だけで見るんじゃなくて、なんていうか目はいろんな部分にあって、見るという事は物理的に見るって事ではなくてなんて、

うーん。上手く書けない。笑

なんて考えながら進んでいったら、前方の人が「これだこれ!」って、ものすごい音たてて鍵をガチャガチャバンバンしてるわけで、あー、なんか音だけで、そのガチャガチャやってる人々の顔が見えなくてよかったな、なんて思ったり。浅ましいなって、なんか悲しくなりました。

てなわけで、ありがたく錠前にふれさせていただき。

出た後、手のニオイをかいだら、鉄のニオイがしてたので。間違いなく鍵にふれる事はできたわけですなっ。

↓善光寺にて。
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私は宗教とか基本的にないのだけれど。善光寺で感じて学んだ事は、なんか自分にとって色んな意味でよかったかもと。本当に長野ツアーに参加できてよかったなって思いました。

弾丸だったけど。笑

雫さん、先輩方、ファンの皆様、住職、長野のみなさん、子供達。
本当に本当に本当にありがとうございました!

私のようなちっぽけな人間には力はないのだけれど。こうして伝えることや、考えること、考えたことを公表する事、そしてプロレスを学ぶこと、学んだ事でそれを使ってアピールする事は出来ると思うから。

自分に出来ることで何かを変える手伝いが出来るなら。それは最高な事なんだって思うのね。

うん。そう思うのだ。