総合格闘家からプロレスラーへ転向してどれくらいなのかって考えた話し。
マサキ選手の、復帰してどれくらい経ちましたという投稿見て、ふと考えてみました。
プロレスラーに転向してからどんくらい経ったとか考えた事無かった。なぜ。
多分、34歳でWKに入り、36歳で金網でやるケージフォースというWK主催だった総合格闘技の女性版のヴァルキリーでデビューして、J-Girlsでキックもやらせていただき。で、ヴァルキリーやケージフォースが無くなり、フリーになってパンクラスさんで2試合させていただき、40歳で引退した。
戦績/ずっと負けてましたけど
[ SHERDOG / Kimie “sakura” Okada 戦績&profile ]
[ PANCRASE / 2戦2敗 戦績 ]
で、デビューしていない普通の会員の時からイジメとかあったりして、デビュー後も、練習しないから負ける選手って言われてきた。なにしてもその先輩達の言葉が正義になるわけで。すごく苦しかった。でも、63や当時の打撃の先生や、近い周りの人はそれを知っていて、道場以外の場所で練習につきあってくれた。嬉しかった。でも結果でかえせなかった。だからまた言われる。悔しかった。
いじめられてる身で合同練習で。スパーの相手を選んでしまうのは当然。ケガさせられるかも、いじめられる、って思いながら、そこに荷担していない人を捜して練習するわけ。ヘタしたらずっと見てる日もあった。
でも、見てるだけでも絶対練習になるって思って。とにかく毎日道場に行った。
で、その時の打撃の先生がね。そういう状況わかっていて。スパーする相手いないのもしってたから。まだ誰も来ていない道場で、「俺を殴れ!」ってヘッドギアつけて武装してまってるわけ。先生は元キックのチャンピオンで年齢いったとしても私が勝てるわけない。なのに武装して殴れって待っててくれるの。
もう本当に涙が出るほど感謝しかなかった。
その後は、自分が教えるより、どこか打撃のジムに入ったほうがいいって、一緒にジム探してくれて。
その後のキックのジムでも、練習しないって言われた。怖いよね。先輩方が作ったウワサの浸透って。でも、一般会員の方々が「それだけ練習してるんだから大丈夫ですよ!」みたいに言ってくれるわけ。試合前に。毎日会うからね。彼らが私の相手してくれてたからね。嬉しかったな。ガンバレって背中おしてもらってるって。
なんで、目の前で練習してまーす!ってアピールしないと練習してない事になるの?って。うわさで私がそういう事になってたから、見てもいないのに見てないから練習してないって言われる。力のある人達に。
一番すごかったのは、フィジカルの先生で私の練習自体は見たこと1回もないのに、試合で負けた時「サクラは練習してないから負けた」って会長へ報告したわけ。いや、見てないよね?って思って、「なぜ?」って聞いたら、「みんながそういうから、そう言った」だって。
もう、フィジカルのトレーナーとして信頼してたんだけど。もうなんていうか。ガラガラ音したよね。まぁトレーナーが外国人ってのもあったって、それはないよねって。
で。その後、そういう事とは関係なしに。自分の中で色々あって引退してすぐプロレスの世界へ。なぜかプロレスの世界へ。正確には引退前から関わらせていただいていたんだけれども。
で、路上でプロレスしたり、富士山頂上でプロレスしたり。笑
なんていうかプロレスの世界に入ってから、皆が温かい。やった事は認めてくれるし正しく叱ってくれるし、励ましてくれる。
あぁ、格闘技ってこういう事なんだなって、プロレスが私を励ましてくれた感じ。
救われたし、今も救われてる。以前が色々だったから、本当にありがたいし、感謝しかない。
だからこそ、やっぱ総合格闘技大好きだし、キックも大好きだし、なにより、プロレスが好きと思える。神様に感謝だ。こういうチャンスをもらってる。
なにより、お客様とすごい近い、プロレスって。あぁ、お客様っていうと業務的になるから、あえて、お客さんっていうか、応援団っていうか、愛を込めてプロレスヲタクって呼ぶか。悩む位、皆さんに支えられてるプロレス。
もう、自分がやったこと全部その場で帰ってくるから怖いけど超楽しい。勝っても負けても、そこに皆さんとのドラマがちゃんと残るから。もう最高に生かされてる。
そして、指導者や先輩達が、ちゃんと指導者や先輩としていてくれてる。
幸せだ。
という事で。私のプロレスデビューの線引きがどこなのかすごい微妙なんだけど、総合を引退しました!の後の試合が、2012年9月9日 WALLOP放送局でのプロレスみたい。
*ナムさんのblogより
http://blog.livedoor.jp/namkabuan/archives/4176632.html
そして、その後、(め)組で試合させていただき。
↓JOMさんと。レガースもしてない素足で。すいませんでした。。
*ナムさんのblogより
http://blog.livedoor.jp/namkabuan/archives/4200132.html
なんだかんだ、2年以上?プロレスの勉強をさせて頂いているみたいです。ありがたいです。
今、色々あっても生かされてるなって思う。
格闘技とプロレスの神様に感謝です。
ありがとうございます。
本当に、ありがとうございます。だから、自分のやり方で、自分の生き様で。不器用ですが自分のプロレスで。皆さんにお返ししていきたいです。
いじめってのは学校だけで終わるものじゃないって、社会人になって知りました。
でもまあ、なんというか、あまりに直接的な物言いで恥ずかしいのですが、
生きてるだけでOK。あとはなんとでもなるby怒髪天。
いろいろ抱えつつ今しかない今を生きていられるのは、なかなかに面白いと思うんですよ。
しんどいし、吐きそうになるし、頭痛は酷いし、不安が胸を抉るけど。
でも、愉しく心躍ることも少しだけある。
有り余る幸せは僕の身の丈には合わない。
それでいいのかなぁ、いいんだろうなぁ、などと煩悶するのも生きていればこそ。
愉しみを与えてくれる数少ない人の一人であるSAKURAさんにも感謝、ありがとう!(エアハグ)
次の日曜日が楽しみです。
私は宗教とかないんだけど、生きるって辛いと思う事がほとんどだったし幸せと一瞬思ったら今までも大変なのに倍返しで苦しみが来て、なんやねん!な人生ですが。でも、人生ってきっと苦しみで、でもその苦しみがあるから良いことが光るのかなとか。そういうイイワケを自分にしながら。明日を模索するわけです。苦しいのはきっとみんな一緒で。だからとりあえず新しい明日が来るわけなんだと。そう思う、言い聞かすこの頃っす!