今だから解るし言えるし懐かしむ事が出来る色んな事と感謝とか。
メディアって言葉って、正直得意分野ではない。どちらかというと嫌い。好き勝手書かれて言われて評価されて、それが時によって真実より力を持つ。
だけど。
私は格闘技の世界で生きてきて、本当に感謝している事がある。その、メディアに感謝している。
私のような地味な選手を取り上げてくれて、良くも悪くも書いてくれるし、なにより、その瞬間を切り取って焼き付けてくれてる。
選手ってね。競技とか関係無くね。その瞬間、当事者同士はね、その当事者同士のその瞬間瞬間のある意味生き死にかけて闘ってるからね。終わってみると、オオゲサに言えば、結果しかそこにないわけです。そこでなにがどうなって、なにが起こって、とか、その当事者同士は客観的に見れたり感じたり覚えたりできないわけ。
自分たちの試合をやりながら観戦できないわけです。
でも、メディアはその瞬間を映像や写真や言葉にしてくれるの。良いことも悪いことも。全部ね。
たしかに、「え?」って、悪意しか感じられないものもあるかもしれないし、それは色々かもしれないけれど。ファンの方や、メディアの方々が撮ってくださった写真や文章で、私達はそこで何が起こり、どうなって、そしてこうなったのかを、客観的に知る事が出来るんです。
これは本当に感謝です。
たとえば。この写真。
総合格闘技のデビュー戦の写真で。(Akiraカメラマン撮影)今となっては私の生涯の思い出の写真です。この時、ものすごいプレッシャーを背負っていたんです。私的に。自分の所属道場の興行のケージフォース(当時は金網での総合格闘技はここだけだった)の女性版の旗揚げで、所属道場の選手がデビュー戦とはいえ、第1試合で負けるわけにいかないとか、まぁ色々あって。結果ドローだったんだけど。
本当に赤ちゃんながら、自分の中ですっごい背負ってたので。本当に決意の顔なんですよ。笑
Akiraカメラマンに感謝です。
あと、この鼻血だしてるブッサイクな写真。
杉カメラマンの写真かな?
初めて試合で鼻血だしたヤツ。爆 この時、サチさんという小柄な選手と試合する予定で練習していたんだけど、直前(1週間前?)にサチさんが練習中に重傷に近い怪我をされてしまい。で、急遽、北村さんが試合を受けて下さったんですけど。私からしたら、
え?試合一週間前に、突如ボスキャラ?
みたいなね。笑
対策もなにもあったもんじゃなく。一週間で急に背丈伸びた、しかもボスキャラに対して対策なんてねーよ!みたいな。笑 で、正直当日は、無事に帰宅できるのかって不安だった位。マヂで。
ぶっちゃけファーストコンタクトで、「コレムリ」って思った位。だけど、そのおかげでというか。それがあったから、もうナリフリ構わずとりあえず向かっていった感じで。試合終わったら、応援にきていた友人が泣いてた。「もういいよーって思ったよおおおおおおお。もうむかっていかなくていいよーって思ったよおおおおお!泣」だって。爆
でも、変な言い方だけど自信ついたのよね、この試合。最後、試合が終わる何秒前とかでとめられたのかな、パウンドでTKOで。でも、そこまで倒れずにいけたってわけで。
人間根性である程度なんとかなるもんだって。練習してれば、たとえ負けたとしてもちゃんと活かされるんだって。だって、鼻血出すだけですんだんだもん。練習してなかったら、殺されてたかも。(え?w)
まぁ冗談はさておき。
こうして写真で色々な事をあとから知る事ができて(映像見れるのはずーっと後になるわけで)本当に感謝です。
その写真や記事、そして自分の記憶とセコンドの記憶を頼りに、また、次へ向けて練習をするわけです。
後は。色々あって引退してプロレスの世界に入り。総合格闘家時代はセコンドでしかかかわった事の無いある意味聖地の後楽園でプロレスの試合をさせていただいた。その時の写真。
まさか引退後、後楽園で飛んでるとは想像もつかなかった1枚。
それから、後楽園で初フォールさせていただいた写真。(返されましたけど。相手は真琴選手)※かわいかった。w
ということで。メディアやファンの皆様からの情報は本当にありがたいわけでありますです。
本当に感謝です。
ありがとうございます!!!!!!!!!
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